音楽の様々な役割やバランスに応じた豊かな音色を作るためのエチュード「音づくりのエチュード」(吹奏楽用)のパート譜。さまざまな楽器の組み合わせによるアンサンブルが楽しめるように、B管、Es管、F管及びC管すべてに対応できる移調用コンデンススコアがついてきます。様々な調性で美しいハーモニーを作るためのエチュードとしてご活用下さい。
また、コンサートのアンコールピースとしても最適です。
フルスコアは、Hoshina Music Officeよりオフセット印刷楽譜として出版されています(別売)。
演奏時間:約3分 難易度(1~5):2~3
◆コンデンススコアの使用方法◆
美しいサウンドを体得するためには、各楽器が音楽のさまざまな役割(旋律、和音、対旋律など)を体験し、それによって変化するバランスに応じて豊かな音色を作る訓練が必要です。このコンデンススコアを用いれば、様々な調でパートの役割を変えながら楽しく訓練することができます。
Part 1 ~ 4 については、各楽器はどのパートを選んでもかまいません。また途中から他のパートに移ってもかまいません。 それぞれの音域に応じてオクターブ変換(一部分だけでも可)させて活用して下さい。ただし、Part 5 (Bass) は必ず演奏の最低音であることと、スコア上の 音は全ていずれかのパートで必ず演奏されていることが条件です。
in B, in Es 用の Part 5 は、それぞれ Bass Clarinet, Baritone Saxophone を想定して書かれています。 in F 用のスコアは Horn の音域を想定しています。
楽器別パート譜には、cresc. dim. などの抑揚記号がありません。どこにどのような抑揚を作るかは、解釈によってさまざまに変化します。音符の状態(高さ、長さ、和声など)及びダイナミクス記号に基づいてスコアから流れを読み取り、その解釈に従って様々に抑揚を工夫して下さい。フルスコア(別売)にはその一例が記されています。