カルメン・マキ(当時17才)は1969年「時には母のない子のように」でデビューし、その後ロックに転向。ブルース・クリエイションを経て、カルメン・マキ&OZが結成された。ファースト・アルバム「カルメン・マキ&OZ」は当時のロック・アルバムとしては異例のヒットとなった。1975年5月には来日したグランド・ファンク・レイルロードと4大都市での競演を果たし、洋楽ファンからも大きな喝采を浴びた。代表曲「私は風」をスタジオ・ヴァージョンで採譜したが、他にもシングル・カットされた「午前1時のスケッチ」「空へ」や「崩壊の前日」などバンドで演奏したい曲が多数ある。(日本のロック黎明期の名曲を多数収録したバンド・スコア集『ロック・クラシックス・ジャパン(70 年代編)』より)