フラワー・トラヴェリン・バンドは内田裕也が1967年に結成したフラワーズが元となっているが、ジョー山中や石間秀樹が加入した際に内田裕也はプロデューサーとなり、バンド名前を変えて再出発する。1970年ファースト・アルバムをリリース、その後カナダでの長期公演を成功させ、ツアー中に発表した「SATORI」はカナダのチャート8位をゲットしている。まさに初めて世界に通用した日本のロック・バンドと言えるのだろう。「MAKE UP」は彼らの代表曲でコマーシャルなどにも使われた。(日本のロック黎明期の名曲を多数収録したバンド・スコア集『ロック・クラシックス・ジャパン(70 年代編)』より)