1972年沖縄が米国から返還されるよりも前の1967年に、この「さとうきび畑」は作曲されました。世界中で争いは絶えず、混沌とした今、「祈り」にも似た想いを込めて、この沖縄の鎮魂の歌を多くの人々が歌い継ごうとしています。激しい攻撃の言葉や、悪戯に悲しみを誘う旋律はなく、静かに「ざわわ」は66回繰り返され、聴く人々の心に深く刻み込まれていきます。この譜面はピアノ伴奏譜付きです。