モーツァルトが亡くなる半年前に書かれた作品。比較的大きな音価だけで構成された曲を、ゆっくりしたテンポで演奏するのは意外と難しいですが、メロディ以外に経過的な飾りのフレーズを織り込みながら、あくまで清楚で厳かな雰囲気を邪魔しないようにアレンジしました。メロディを際立たせながら、シンプルなハーモニーを味わいましょう。デジタル・ピアノやシンセサイザーなどを使って、オルゴール風サウンドで弾くのもいいかもしれません。