ラフマニノフは、24歳のときに作曲した「交響曲第1番」を酷評され、精神を病んでしまいます。それから4年後、音楽に造詣の深かった精神科医・ニコライ・ダーリ博士の献身的な治療によって創作意欲を取り戻したラフマニノフは、この「ピアノ協奏曲第2番」で見事復活を遂げます。原曲は10分を越える大曲ですが、今回は印象的なフレーズを抜き出したコンパクトなアレンジでお届けします。