意外にも、ベートーヴェンが標題を与えたピアノソナタはこの「悲愴」と「告別」の2曲のみ。タイトルどおり悲愴感がありながらも、優雅な雰囲気が漂う表情豊かな楽曲です。この第2楽章にはさまざまな編曲譜があり、ドラマ『のだめカンタービレ』などでも使用されました。