『ペルシャの市場にて』イギリスの作曲家アルバート・ケテルビー、1920年の作品
砂漠から近づいて来るキャラバン(隊商)が街の市場に到着する序奏部、「バクシーシ、バクシーシ("ほどこし"の事)」声を上げながら寄ってくる物乞と市場の喧騒を表した展開部、曲は一転、『姫君の到来』で哀愁に満ちた印象的な旋律になり。
これらのテーマを繰り返しながら、再び砂漠の彼方に去って行くキャラバンを表現して終わる。
PDFファイル A4:27ページ
総譜(スコア):9ページ
パート譜:18ページ
(アルト1、アルト2、プライム、バス、コンバス&ギタロン、チェンバロ、ボンゴ、シンバル&ベル、タンバリン:各2ページ)
参考演奏動画:6:41
=アルト1、アルト2は伴奏にまわって、ハイポジションのセーハで和音を弾く箇所が厄介です。楽譜を見ながらでは弾けません!
=プライム、ローポジションのコード伴奏、時にメロディー
=バス、姫君の登場シーンでウライムパートと共に低音のメロディー、聞かせどころです。
=コンバス&ギタロン、低音パートですが、テンポの速い部分では、打楽器のようにリズムを刻んでいきます。
=チェンバロ、スラーを交えたメロディーを弾いたり、和音伴奏にまわったりと忙しいです。
*アルト2とプライムパートには、7連音符のグリッサンド(弦を押さえたまま滑らせて音を出す)箇所あり。
レベルは高めです。ただ、長い曲のようですが、同じことの繰り返しもあり、覚えてしまえば演奏できると思います。
パーカッションに、ボンゴ、シンバル&ライドベル、タンバリンが入っています。人数や編成で工夫してください!
ボンゴ:太鼓系、大人数のアンサンブルならティンパニでも
シンバル(スプラッシュ)、終わりに破裂音的にシンバルを入れています。小振りで薄い「カシャーン!」となるようなシンバル
ライドベル;綺麗な音の鐘 or 小振りで肉厚の「リーン」「チーン」と言った音色のシンバル
スプラッシュシンバルの中央カップ付近を静かに叩いても良いと思います。
実際のライブ演奏
ギターアンサンブル「フリーダム」この楽譜の演奏です
https://youtu.be/K_m_pJeiOAA
ギターソロ、アンサンブル曲の一覧もご覧ください
https://guitar-mugen.com/hdlrink.html