『ペール・ギュント』は、ノルウェーの文豪イプセンの同名詩劇の劇付随音楽。第1組曲に収められている「アニトラの踊り」は、アラビアの奥地を訪れたペールを歓迎するため酋長の娘アニトラが踊りを披露する場面で使われます。3拍子に乗って奏でられる弦のピチカートと妖艶な旋律が、美しくも摩訶不思議なムードたっぷりの1曲です。