「音の魔術師」とも呼ばれる作曲家ラヴェルの代表作で、1928年にロシアの舞踏家イダ・ルビンシュテイン夫人の依頼で作られたバレエ音楽です。小太鼓で延々と刻まれるボレロ(スペインの民族舞曲のひとつ)のリズムに乗って、印象的なふたつの主題が繰り返されながら(169回も!)、しだいに盛り上がっていきます。