幼い頃から音楽の才能にあふれ、フランス歌曲の地位を高めたガブリエル・フォーレ。ポール・ヴェルレーヌの詩に曲をつけた「月の光」は、フォーレが42歳のときに作られた作品です。人の心を月の光にたとえて描かれているこの曲は、「夢のあとに」と並ぶフォーレ歌曲の代表作となっています。