映画「ある愛の詩」主題歌。巨匠フランシス・レイが手がけた映画音楽の中でも、今もなお演奏される機会が多い、大変ポピュラーな作品です。非常に甘美で切ない曲調ですが、この楽譜は、オクターブ奏法をあまり使わず、ドラマチックになりすぎないようなアレンジとなっています。イントロの5小節間は自由にテンポを揺らし(少しせき込むような感じで弾くと良いでしょう)、6小節目からは一定のテンポになります。【A】からは、高音域で奏される右手のメロディを美しく響かせましょう。【E】では、メロディが左手に移ります。右手と左手の音量バランスをよく考えてください。【G】からは半音上の調に転調します。♭が増えますので、譜読みに注意しましょう。