1966年に公開された映画『卒業』の挿入歌として有名な「スカボロー・フェア」。サイモン&ガーファンクルが歌い、大ヒットしたことでもおなじみですが、もともとはスコットランドの古い民謡でした。中世後期、スカボローという港町の市(フェア)が賑やかだった頃に発生し、数百年に渡って吟遊詩人が歌い継ぎ、伝承曲となって現在にいたったというわけです。歌い継がれる間にさまざまな歌詞や解釈が存在したようですが、なにしろこの美しいメロディが中世時代の流行歌で、今なお歌われ続けているということには驚きです。※この譜面はメロディパート譜です。バックバンド演奏用にコードを記載しています。