「家政婦は見た!」は、1983年~2008年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズです。(主演:市原悦子、制作:大映テレビ)
原作は松本清張の「熱い空気」ですが、1983年のテレビ・ドラマ化の際に副題にあった「家政婦は見た!」の部分が残り、オリジナルの脚本で制作されました。
主演である市原悦子が主題歌「きっと倖せ」も歌っていますが、彼女は元々歌手では無い為、なかなかの難曲であるこの曲を短期間で個性的に仕上げた点は、さすが日本を代表する女優と云えるでしょう。
サスペンスらしからぬ民族色の強い「タンゴ」のリズムや、間奏でセリフが入るところなど、ドラマのコミカルさも表現しており、坂田晃一作品の中でも異彩を放っています。