“近代ギター音楽の父”と呼ばれるフランシスコ・タルレガ(1852-1909)。彼の作品の中では最も短い曲ではないでしょうか。短いながらもとても味わい深い作品です。4小節目2拍目のスラーは雑音が出やすいため、模範演奏ではスラーではなく実音で弾いています。また、クレッシェンドが表現できないという理由から、6小節目2拍目のスラーも実音で弾きました。1回目と変化をつけるために、リピート後はpp(ピアニッシモ)で入っています。この曲は音数が少ないだけに、特に1音1音を丁寧に弾いてほしいところです。