スペインのホセ・フェレール(1835-1916)の作品。スラーが非常に多いのが特徴ですが、そこでテンポが乱れないようにしてください。この曲はメロディと伴奏の弾き分けが大切です。9小節目を例にあげて説明すると、1弦がメロディで、2、3弦の開放が伴奏になるわけですが、1弦のメロディを強く、2、3弦の伴奏を弱く弾いてください。テーマが終わって次のフレーズに入るところ(17小節目)はsfにして、表情をキッチリと変えた方がいいでしょう。ハーモニクスはテンポよりもやや長めに弾いてください。