豊富な練習曲で楽しみながらギター演奏が身につく初心者向けクラシック・ギター教則本の決定版『DVDで今日から弾ける!かんたんクラシック・ギター』より。カルッリが残した練習曲に、装飾音符をたくさん盛り込んだアレンジにしました。この曲では高音弦側がメロディを担当するので、親指=アル・アイレ、人差指~薬指=アポヤンドを使って弾きます。プラルトリルとトリルの記号の上につけられたカッコ内の数字は使用する指を示しています。たとえば、最初に登場するプラルトリルの(121)なら人差指→中指→ 人差指となるので、実際には9フレット(人差指)と10フレット(中指)を使った半音上げのプラルトリルとなります。一方2つめのプラルトリルの(131)の場合は、7フレット(人差指)と9フレット(薬指)を使い、1音上げとなります。4小節目の最後の音はグリッサンドの奏法で弾いています。