1988年制作のジブリ映画『火垂るの墓』の挿入歌。戦時中に力強く生きた兄妹の姿を描いた映画です。裕福な家族が住む洋館の蓄音機から流れてくる曲を聴きながら、清太が元気だった節子を思い出す劇中シーンでは、実在したソプラノ歌手アメリータ・ガリ=クルチの歌唱が、なんとも切なく涙を誘います。“埴生の宿”とは、土で作った粗末な家のこと。原題の「Home, Sweet Home」は、粗末であっても我が家に勝るものはないという穏やかな内容です。この譜面はピアノ伴奏譜付きです。