人種差別に関わるとして、放送禁止にまでなった京都地方に伝わる子守唄。 被差別部落の子どもが幼い頃から子守として奉公をしなくてはならなかった時代。
奉公先の幼子を抱いて、生家に帰りたいと寂しい心境を歌った歌詞で、正確には子どもを寝かしつける「子守唄」ではなく、守り子の心情を歌った「守り子唄」なのだそうです。 優しいメロディーの中に切なさがあふれる美しい唄です。