『アルルの女』は、アルフォンス・ドーデの短編小説集『風車小屋だより』の戯曲を元に書かれた劇音楽です。3幕5場の作品27曲の中からビゼーが4曲を選び第1組曲とし、大管弦楽用に編曲。第2組曲はエルネスト・ギローがまとめたものです。この曲は『美しきパースの娘』(4幕のオペラ・コミック)の劇中音楽からの借り物なのですが、美しい旋律のため、独立して演奏されることが多くなりました。この曲をきっかけにフルートが好きになった人も少なくないでしょう。原曲はハープの前奏で始まり、それに乗ってフルートが優雅に出てきます。※この譜面はピアノ伴奏譜付きです。