フィレンツェのメディチ家の宮廷で、歌手として仕えていたカッチーニの作とされているこの曲は、1990年代まで、譜面も録音も皆無でした。カッチーニの真作であるかどうかは疑わしく、何者かが20世紀ロシアの作曲家の作品を、カッチーニの名前を借りて発表したのだという説もあります。スラヴァやイネッサ・ガランテのCDの影響で、近年益々世界に知られるようになりました。※この譜面はピアノ伴奏譜付きです。