ハービーハンコックの佳曲テル ミー ア ベッドタイム ストーリーのソロピアノ譜です。
ブルーノートからワーナー移籍後の初アルバム「Fat Alberta Rotunda」の中の一曲で、彼独特のポリコードやモードの浮遊感とボッサロックのリズムが癖になる一曲です。
曲の構成はA,A,B,Aながら、各Aはそれぞれ異なるコード、Bは5/4拍子と凝った構成です。
そのメロディの美しさで多くのミュージシャンに愛されています。
時代を超えてカバーも多くあり、ハービー本人も参加したクインシージョーンズの「Sounds... Stuff Like That!」での演奏は特に有名です。
調号については、コード進行が複雑で調性がはっきりしないため、調号のない楽譜も多いですが、コード進行上のD majorへのケーデンスが印象的なことと、臨時記号が少なく見やすくなることから#2つで記譜し、メロディはDリディアンモード(たまにBブルーノートスケール)と解釈しています。
なお、コード名はハービー・ハンコックの演奏に沿って正確に記すと9th 11th,13thや分数コードを多用することになり複雑になりすぎるため、7thまでに単純化して記しています。