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Vm balbastre 1

ラ・モリッソウ (クロード=ベニーニュ・バルバトル) / ピアノソロ 中級

楽譜ID : 139798
129
中級
全4ページ

原曲はイ長調ですが、ピアノの適正音域であるホ長調に移調して演奏しています。フランスバロックの最後の栄華と雅をピアノで堪能することができます。

この曲からは、高貴さ、優雅さ、潔さ、そして時に遊び心など、まるで当時の貴族が蘇ったかのようにありありとその姿を感じます。表題は『天然痘の予防接種に関する小論集(1756)』を数学者で歴史家のジャン・エティエンヌ・モントクラ(1725~1799)と共同出版したばかりのピエール・ジョゼフ・モリゾ・デランド(1769-1789)の名の変形とも考えらています。その後、1774年にルイ15世が天然痘によって崩御し、時はフランス革命に向かいます。この作品が、もしモリゾのことを描写しているのだとしたら、バルバトル絶頂期の『クラヴサン曲集』の掉尾を本曲が飾っていることは、後の時代から見ると大変象徴的で運命の皮肉を感じます。

クロード=ベニーニュ・バルバトル(Claude-Bénigne Balbastre 1729-1799)
  バルバトルはラモーの後、ヴェルサイユで最も権勢を誇った作曲家。1755年に コンセール・スピリチュエルでデビュー。さらに1760年にノートルダム大聖堂のオルガニストに就任。1776年にはルイ16世の弟プロヴァンス伯(後のルイ18世)付きのオルガニストに指名され、マリー・アントワネットにもクラヴサンの指導を行う。しかし、1789年のフランス革命による王家の没落と共にその地位を失い、晩年は〈ラ・マルセイエーズ〉などの革命歌を編曲しつつ貧困のうちに没した。


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