名古屋出身のメンバーで結成されたセンチメンタル・シティ・ロマンス。彼らが1975年にリリースしたデビュー作から、中野督夫と告井延隆によるアコースティック・ギター2本が歌伴を務める「籠時」をセレクトした。スリー・フィンガー奏法を基本とした左チャンネルのGt-2に対して、右チャンネルのGt-1はオブリガートを駆使して色づけするのが特徴的な本楽曲。こうしたツイン・ギターの巧みな住み分けは大いに参考になるはずだ。なお、オリジナル・キーはEメジャーだが、4フレットにカポタストを装着し、Cメジャーでのプレイ。楽曲にイントロはなく、Aメロ・パートは4小節をふた回しの8小節、サビが4小節、続いて間奏が4小節の計16小節で1コーラスだ。これが2回くり返されるシンプルな構成となっている。