フランシスコ・ターレガは自分の生徒用に多くの練習曲を作曲していたようで、こちらはその中の2曲。それぞれスタイルが異なっており、「前奏曲第10番」は淡々とした明るい曲、一方「エチュード第14番」はドラマティックなムードを持った曲です。どちらも短い曲で、運指もシンプルなので、演奏表現の練習曲としてはうってつけですが、実際に弾いてみると、それほど簡単ではないことがわかると思います。和音の一番上に来るトップノート(メロディ音)をしっかりと聴かせることがポイントです。