AVE MARIA（alia versio） (中川 創一) / 合唱混声4部 初〜中級

この曲は、従来の”Ave Maria”（アヴェ・マリア）の歌詞（ラテン語）に、混声合唱（4声）によって作曲したものです。

これは、既に作曲しております " AVE MARIA " （アヴェ•マリア）（2021.8作曲）の「別ヴァージョン」（2023.3）として、内声のアルトとテナーを一部入れ替え、ご用意させていただきました。
元の曲の声部構成は、譜面の始めには、Soprano, Alto, Tenor, Bass （SATB）としていますが、実質、Alto の音域は Soprano 寄り、Tenor の音域は Alto 寄りで、SSAB でもおかしくない構成でしたので、本来のSATB に見合った音域に改変し、この別ヴァージョンとしました。
（部分的に、元のアルト声部を1オクターヴ下げてテナーとし、元のテナー声部をそのままの高さでアルトとし、ソプラノとバスは全く変えていません）
お好みや、歌いやすさに応じて、元の声部構成のものでも、この「別ヴァージョン」でも、お選びくだされば、と思います。

主旋律はソプラノで、全ての声部が、ほぼホモフォニックに（言葉やリズムが同じように）動きます。
合唱（アンサンブル）によって、ハーモニー（純正律）の美しさを求めていただくことを望みますが、全ての声部をオルガン伴奏にして、主旋律のみを歌っていただくのも、素敵です。
歌いやすい音の高さ（調）に、自由に変えてください。
カトリックの信者さんに限らず、どなたでも、この曲に親しんでいただけたら、幸いです。

曲の速さは、基本的には表示通りですが、ところどころ、自由に変化させることも、歓迎します。
強さは、あえて示さず、高さの変化に合わせて、自ずと出ることを狙っていますが、これも、自由に強さを変化させて構いません。
ハーモニーの進行を妨げない程度に、簡単な装飾音が入っても、面白いかもしれません。
何よりも、ハーモニーやその変化を、一つ一つ丁寧に楽しんでくださると、嬉しいです。

この曲は、別に作曲した、“SANCTA MARIA…DA PACEM”（聖なるマリアよ…平和を与えてください）、”BENEDICTA ET VENERABILIS”（あなたは祝福され尊い）に続く、3曲目として、3曲セットで演奏するのも、お勧めです。