バロックの初期を彩る、イタリアの最も重要なオルガニスト兼作曲家ジローラモ・フレスコバルディ(1583〜1643)による曲。冒頭のメロディは、中域フレットのポジションを使ってギターの甘い音色を十分に活かすようにしてください。変奏(P.3〜P.5の2段目まで)はそれぞれの特徴を捉えて、テンポや表情に変化をつけて弾きましょう。和音の動きが速い部分は、音の粒が揃うように気をつけてください。最後は気品と哀愁の織り混ざった冒頭のメロディで印象づけて、静かな雰囲気で終わります。