アメリカを拠点に活躍中の若手作曲家中堀海都のギターソロ作品。
-Programme Note-
日本人が他の国の人とは違うことの一つに、我慢強さがあげられるだろう。この曲を作曲してい た当時、日本は 東日本大震災と福島原発の爆発などの問題に直面していたが、目立った混乱もなく、その我慢強い国民 性は世界 から賞賛されたのは記憶に新しい。この曲はベルギーでの初演が決まっていたこともあり、そのどんな困難を も しょうがないと冷静に受け止めるという日本人の心を世界に伝えようという私の意図で、正直に描いたものです。 賛否両論はありますが、当時の私はお涙頂戴ものを作る気はなく、震災と時代の感情の「リアル」を未来に伝える ことに決めたのです。 (作曲者記)