この楽曲は古いドイツ映画(1931年リリース)の中の主題歌です。
映画タイトルはウィーン会議の「会議は踊る されど進まず」から借用されています。長引く会議の隙に、ロシア皇帝と街の娘との逢瀬を描いたコミカルな映画です。
この筋書きから、編曲のタッチも前半は夢を(街の娘の結婚への憧れ)コミカルに、タンゴのリズムにのせて、後半は現実を(ロシア皇帝に招かれるヒロインの喜び)クラシカルなマーチにのせて、描きました。
タンゴもアルゼンチンタンゴのような本格的なものではなく、クラシック風のタンゴです。マーチはチャイコフスキー風といいましょうか?演奏のためのマーチと考えてください。
難易度ですが・・・
ツェルニー40番やソナチネアルバムに掲載されている、ベートーベンやモーツアルトのソナタが弾けていれば、楽に取り組めると思います。
少しくらいのズレなどにこだわらず、大きく音楽をまとめると良いと思います。楽しんで弾くことが第一です。
演奏の指針を書きましたので、よろしければご覧くださいませ。↓ ↓
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