
鵺(ぬえ)とは夜に鳴く妖怪で、古来よりその声をきくと不吉を運ぶとされた。 もともと2018年にヴィオラとチェロのために書かれた曲。
それにしても、「声を聴いて不幸になる」というのは具体的に何が起こっているのだろう? 鵺自身が不運を運搬してくるのだとしたら、声に乗せてその不運のオーラみたいなものも発しているんだろうか。鵺も努力して、舞でも舞ってそのオーラを捻出しているのだろうか。そのさまを想像しながら作曲した。
冒頭は鵺のトラツグミに似ていたと言う鳴き声と不吉のオーラ。それらを撒き散らす中盤、そして消えていく終盤という流れ。