
《ラ・カンパネラ》はフランツ・リストの最も有名な作品の一つで、「パガニーニによる大練習曲」(第3番、S.141)に収められています。この曲のメロディーは、ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番に登場する、鐘のようなモチーフ(campanella=「小さな鐘」)に基づいています。リストはこの主題をもとに、非常に技巧的で複雑なピアノ曲を作り上げ、広い跳躍、素早い反復、きらめくパッセージなどが求められます。
2本のクラリネットのための編曲は、この高度なピアノ作品を魅力的な木管デュオへと生まれ変わらせました。クラリネットがきらびやかなフレーズを巧みに再現し、原曲の華麗さと躍動感を新たな形で表現しています。リストの卓越した技巧に挑む、まさにクラリネット奏者にとっての名人芸の見せ場といえるでしょう。