
「なごり雪」は、別れの瞬間を大げさに描かず、季節の気配と会話の温度だけで“胸の奥の揺れ”を残していく、フォークの代表曲です。歌い上げるというより、少し低い声で語るように進むメロディが特徴で、そこにゆっくりとしたコード進行が重なり、聴き手の記憶に静かに入り込んできます。
作詞・作曲は伊勢正三。原曲はフォークグループ「かぐや姫」の楽曲として知られ、イルカの歌唱で広く親しまれるようになったことで、世代を超えて“共有される歌”になりました。イルカの代表曲のひとつとして、卒業や旅立ち、季節の変わり目に自然と口ずさまれる存在です。
演奏面でもこの曲は、音を足しすぎないほど魅力が出ます。ギターならストロークを控えめにして歌の言葉を前へ、ピアノなら分散和音で空気を作り、和音を長めに残すと“余韻”が生きます。バンドで演奏するときも、まずはメロディとコードだけで骨格を固めると、アレンジが自然にまとまります。
本商品は、演奏の核になる要素を1枚に整理した【メロディー譜・LEAD SHEET】です。
メロディー/歌詞/コードをまとめているので、ギター弾き語りの土台づくり、ピアノでのコード伴奏、バンド共有譜としてすぐ使えます。シンプルに弾くほど雰囲気が出る曲だからこそ、テンポ、間(ま)、和音の響かせ方で“自分のなごり雪”に育てられます。