モスクワ音楽院で教鞭を執っていたチャイコフスキーが自作曲のコンサートを開催した際、プログラムを組むのに曲数が足りなかったために急遽作曲されたのが「弦楽四重奏曲第1番」です。“アンダンテ・カンタービレ”の名称で親しまれている第2楽章の主題は、かつてチャイコフスキーがウクライナの村に滞在したときに聴いた、村の暖炉造り職人が歌っている民謡をもとに作り上げたのだそう。静かに、心の奥深くに訴えかけるような曲調をご堪能ください。