ラフマニノフの作品の中でも特に人気の高い1曲。“パガニーニの主題”とは、ヴィルトゥオーゾとして知られたヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニが生み出したヴァイオリン独奏曲「24の奇想曲」の終曲の主題です。その主題もとても有名ですが、ラフマニノフは主題のメロディを上下逆にして読んだ旋律(反行形)をもとに、この美しい作品を作り上げました。今回は、原曲の美しいメロディを保ちながら、ゆったりとしたジャズワルツ風のリズムに変更したアレンジでお届けします。