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ラフマニノフ/2群の金管アンサンブルのための組曲(原曲:2台のピアノのための第1,2組曲) (セルゲイ・ラフマニノフ) / アンサンブル金管 上級

楽譜ID : 147463
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上級
全205ページ
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ラフマニノフの2台ピアノのための大曲である組曲第1番,第2番からそれぞれ2曲ずつ選び、金管アンサンブルのためにアレンジした。

この組曲は第1番が交響曲第1番の前、第2番がピアノ協奏曲第2番と並行して作曲されている。
ラフマニノフと言えばロマンティックで甘ったるい音楽として揶揄されるほどであるが、初期の作品にはその印象は薄い。特に悪名高い交響曲1番ではそれが顕著であるように思える。濁った鐘の音響、複雑で挑戦的な曲調と暗く鬱屈とした熱狂、それらは聴衆から受け入れられず批判を受けることになり、ラフマニノフはそれによりノイローゼになったのは有名な話。作曲家として復帰できたのはピアノ協奏曲第2番の成功によるものであるが、そちらは現在でも彼の代表曲であり、あのラフマニノフの甘美さに溢れている。実はピアノ協奏曲第2番もその美しさ以外の部分では結構エキセントリックな音楽であり、濁った複雑さや躁鬱的な激しい起伏といったものがラフマニノフの変わらない本質なのかもしれない。ラフマニノフの甘美さはそれらの劇物を包み込むための後天的な性質、処世術なように思えてならない。

この2つの「2台のピアノのための組曲」からは、そんなラフマニノフの変わらない本質と作風の変化が感じられる。
濁った威圧感のある鐘のサウンド、狂気とダイナミックさ、複雑さと簡潔さの対比、甘さ、そういった若きラフマニノフが目指した挑戦性をピアノ以外で表すのに、金管楽器の音質は硬さと輝かしさ、柔らかさと優しさの表現が自由で、同質の音色のアンサンブルによりピアノ2台以上のダイナミクスとテンションを求めることができ、非常に可能性を感じる。
減衰するピアノの音のクリアさは金管アンサンブルの歯切れよく揃う和音と通じるところがあり、一方ラフマニノフの考えたであろう息の長い旋律を減衰せずに演奏することができるのは大変魅力的である。
また原曲が2台のピアノのための音楽なので、ここでは左右に分かれた2つの金管アンサンブルの掛け合いという形式を考え、それぞれの対話を増やし、よりアンサンブルの面白さが出るような譜面を目指した。左右のアンサンブル、および各楽器の独奏が織りなすタペストリーとしてお楽しみいただければ。


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