木管楽器奏者にとってプーランクのノヴェレッテというと、第1番ハ長調が木管五重奏用に編曲され、アンコールピース等として親しまれています。このノヴェレッテは元々はピアノのための曲であり、実は性格の違う小品が3番までまとめられています。そのことを知った時、是非3曲まとめて木管五重奏で演奏できるようにしたいと思い、この編曲を思い立ちました。
第2番は馴染みの薄い変ロ短調で書かれ、プーランクの友人で音楽評論家のルイ・ラロワに献呈されました。プーランクらしいコロコロと変わる曲調とリズムが耳を楽しませてくれ、木管五重奏の機動力と様々な音色が活かせるのではないかと思います。