3日間(72時間)街角の一カ所に据られたカメラが、行き交う人々の人間模様をとらえたドキュメンタリー番組のエンディングテーマ曲。至ってシンプルな作りの曲ですが、同じフレーズを繰り返しながら実は微妙に変化していきます。出っ張り過ぎずやんわりとした声で語ってくるので、じんわりと聴く人の心の中に染み込んでいく手法です。ハ長調になってからのメロディは、やや低めの音域なので、全体のサウンドが重たくなったり濁ってしまわないような配慮が必要です。[E][F]は、ビートを強調した伴奏になっていますが、柔らかな雰囲気のまま仕上げたい場合は、[A][B]を繰り返しても構いませんし、楽譜通りノリを抑え目に弾くのもアリだと思います。