優里初のクリスマス・ソングは、儚く切なく、そっと心の奥深いところに染み込んでくる、優しいラブ・ソングですね。色鮮やかにしっかり作り込まれたミュージックビデオの世界観と、思い出をたどるモノクロームの世界のようなアコースティック・バージョンの両方の雰囲気を味わう内容にまとめました。16分音符間をわずかに跳ねさせるノリを持ったリズムも、叶わない恋物語を、決して暗い重たい感じにさせない大きなポイントになっています。一度聴いただけでしっかりと記憶に残るサビの[H][J]は、伸びやかに歌ってください。特に[J]は、前半を極々弱い音量でつぶやくように弾き始め、徐々にクラシカルな響きも手伝って、気持ちを昂めていく演出が効くように演奏して欲しいです。原曲よりもテンポを落として、全体通してBounceさせずに弾くと、切なさ倍増のバラードに変身します。