
1981年に発表された通算7枚目のシングル曲で、アルバム『A LONG VACATION』にも収録されている大瀧詠一の代表作。40年の時を経てもなお、色褪せることのない独特なゴージャスなサウンドは、聴く人の心を一瞬で掴んでしまうようです。イントロの始めの5小節は、シングルに収録されているチューニング・シーンの再現ですが、雰囲気が掴めない場合は、6小節目から弾き始めても構いません。まずは原曲をしっかり聴き込んで、贅沢な大編成や深いリバーブ、印象的なキメのリズムなどを身体に染み込ませてから、練習を始めましょう。決して12/8拍子ではなく、あくまで4/4の中での“ゆらぎ”を意識しましょう。記譜上、三連符と付点が混在していますが、前述の方法で練習しながら、ノリのニュアンスを掴んでおくと、とても楽しい歌い方に仕上がることに気づくと思います。三連符で記譜した箇所は、3つ割りを譲れない部分、付点の箇所はキッカリ3つ割りを意識しすぎず、ほんの気持ちはずむくらいの感じで演奏しましょう。転調した先の響きにも、たくさんの理由が隠れている作品なので、味わいながら演奏して欲しいです。