
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64 の第2楽章は、アンダンテ (Andante) と呼ばれ、憂いを帯びたロマンティックな緩徐楽章です。
この楽章は、情熱的な第1楽章と、華やかな終楽章の橋渡しの役割を果たします。第1楽章の激しい終わりから、ファゴットが奏でるHの音を通して切れ目なく(アタッカで)静かに導入され、夢見るような穏やかなムードへと変わります。
ヴァイオリン独奏が奏でる優美で抒情的な主旋律が中心で、その美しさから特に人気があります。このメロディはメンデルスゾーンらしい、清澄で甘美なロマンティシズムに満ちています。中間部ではやや情熱的になりますが、すぐに最初の穏やかさに戻り、独奏とオーケストラが繊細な対話を繰り広げながら静かに閉じます。曲全体の叙情的な核となる楽章です。今回はヴィオラの音色で聴いて、弾いてみたいとおもい、ヴィオラとピアノ用に編曲しました。 スコア、パート譜セットです。