
オクターブが届かない奏者のための雰囲気の良い曲はないだろうか?」との思いから自作した小曲集「季節と情景のスケッチ」からの一曲です。
子守歌風のゆったりした作品です。キンモクセイの甘い独特なにおいは脳裏に焼き付きやすいですよね。匂いというのは記憶と密接に結びつくようです。私もあの匂いを嗅ぐたびに、赤子のころ山間を母に連れられて散歩していた記憶をうっすらと思い出したりします。
曲のはじめはゆったりと、途中からすこしゆりかごの揺れが大きくなるようにcon motoで弾くとメリハリあってよいでしょう。
決して難しい曲ではないですが、まどろみの雰囲気をつくるためのリズム感を維持することについては少しセンスを問われるかもしれません。