
作曲のきっかけの一つは、ギターの師のデュオ・コンサートでした。フルートは学生時代に管楽器の授業で選択した好きな楽器です。第2楽章は、独奏曲として書いた「小ロマンス」が基になっています。作曲の指導を受けながらまとめた作品です。
●第1楽章 allegro
短い序奏に続いて第5小節から第1主題がフルートで始まります。第13小節から主題がギターに引き継がれて経過句に続きます。第42小節からコラール風の第2主題が属調で現れ、経過句を経て第64小節で属調で提示部を終えます。
第65小節からは展開部です。主題が絡み合いながら転調を繰り返します。
第107小節から再現部です。第1主題がギターに現れ、第115小節からフルートが引き継ぎ経過句に入ります。第139小節から主調で第2主題がギター独奏で奏されます。シンコペーションになっていて弾きにくい箇所です。
第162小節からコーダとなり、曲を終えます。
●第2楽章 romance
基はギター独奏曲として書いた「小ロマンス」です。浮かんだ主題のイメージに合わせ、あえて変ロ長調というギター曲にはあまり見られない調性を選びました。全体は3部形式の形をとっています。
第1部は主調の主題がフルートで始められます。第9小節からはギターに主題が移り、フルートがこれを助奏します。経過句を経て並行短調に転調します。
第2部は第25小節からで、まずギターで旋律が奏されます。第33小節からはフルートに主旋律が移ります。第41小節からの経過句はギターの独奏となります。
第3部は第49小節からフルートで主旋律が奏されて始まります。第65小節からコーダです。
●第3楽章 rondo
第1小節から主部で主題がフルートで現れます。ギターのピチカートは旋律を支える役割ですから重々しく弾いてください。第17小節からはギター独奏で主題が提示され、第33小節から経過句で第1エピソードを導きます
第55小節から第1エピソードで、属調の同名短調で現れます。
第107小節から主部の再現ですが、ギター独奏で奏され、第123小節からフルートに引き継がれます。第139小節からは経過句です。
第147小節から第2エピソードですが、カノン風の構成となっています。
第202小節から主部に戻り、ギターが主題を奏し、フルートが助奏に回ります。第218小節からはフルートの独奏となります、ここはフルートの聴かせどころで自由に思い切り歌ってください。
第237小節から同名長調に転調して曲を終えます。