大野雄二というとルパン三世の音楽担当として有名ですが、それ以外にも多くの映像音楽の作品を残しています。この「愛のバラード」は大野雄二がルパン三世に出会う前年に、映画「犬神家の一族」のテーマ曲として書かれたもので、大野雄二の初めての映画音楽でした。他の作品と同様、映像音楽であってもあくまで自分のスタイルを崩されずに書かれたこの曲は、怪しげな美しさに満ちていて聞くものを引き込む力があります。この魅力を吹奏楽のサウンドとして表現できるか、編曲を試みてみました。
(原曲のホ短調の譜面のほかに、変ホ短調の譜面も付属させています。)