ヨハン・セバスティアン・バッハの名作ブランデンブルグ協奏曲の中で第6番はあまり演奏される機会がありません。バッハ自身が中低音の響きを好んだ事が影響してか、この曲はヴァイオリンが含まれず、それ以下のヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、通奏低音のアンサンブルで変わった志向を持っています。第6番となっていますがブランデンブルグ協奏曲の中では一番早い時期に書かれたと言われ、その勢いとバッハの機転の利いた音楽作りが魅力の1曲です。
原曲が弦楽合奏なものを、ここでは管楽器の中低音としてクラリネット、ホルン、ファゴットのアンアンブルとして編曲してみました。管楽器の温かい音色でお楽しみいただければと思います。