きっかけはバラバラでも、自然とまとまりがあった3つの曲がありました。
その作品の2曲目になります。
とある少年の、激情と悲哀が交叉する物語です。
バイオリンとテナーサックスの為に書き下ろしていましたが、
なぜだかバリトンサックスソロという形で完成しました。
一部ですが、初めて無調音楽の要素を取り入れて、不安定さを表現してみました。
その他の部分も、激しい部分と哀しげな部分が交互に現れるようにしていたところ、
「バイスタティック」というフレーズが思い浮かんで曲名が決定しました。
それでありつつ、美しさがあるようにも仕上っていると思います。