
作曲:クロード・ドビュッシー(Claude Debussy)
編曲:相澤圭吾(AIZAWA Keigo)
演奏時間:2分15秒(約)
グレード:4.5
編成:金管5重奏
1st Trumpet in C (doub. Piccolo Trumpet in A), 2nd Trumpet, Horn in F, Trombone, Tuba
※参考音源動画は原曲です。
【楽曲解説】
ドビュッシーの作品が金管アンサンブル編曲で披露されるとき、例えば《ゴリウォーグのケークウォーク》など、「金管楽器らしい」表情の映える作品が選ばれることが多いでしょう。しかし、そのような作品以外、すなわち「金管楽器らしくない」作品にも、ドビュッシーの醍醐味が多分に含まれていることは言うまでもありません。「ドビュッシーの『金管楽器らしくない』作品を金管アンサンブルのために提供したい」という思いがかねてよりあり、その試みとして本作は制作されました。
原曲は《子どもの領分》というピアノ曲集の中の一曲。譜ヅラの印象よりも実際の演奏は容易であるため、ドビュッシーの音楽を手軽に味わうための教材として弾かれることの多い作品です。
今回は金管5重奏のために、ほとんど原曲通りに編曲。全体的にPのダイナミクスかつ高音域での演奏が求められることが多いので、原曲のように「手軽」にはいかないでしょう。本作に求められる繊細な音楽作りは、アンサンブルのためのエチュードとして最適ですし、何よりも、金管楽器の(新たな)魅力を深掘りできるものなのではないかと考えています。
【編曲者プロフィール】
[相澤圭吾(AIZAWA Keigo)]
神奈川県出身。昭和音楽大学音楽学部音楽芸術表現学科作曲・音楽デザインコースおよび同大学院音楽研究科修士課程音楽表現専攻(作曲)を首席で卒業・修了。第19回弘前桜の園作曲コンクール第1位および弘前市長賞、トロンボーン ピース・オブ・ザ・イヤー2022作曲賞優勝およびポピュラリティー賞、第40回現音作曲新人賞入選、第二回福島市古関裕而作曲コンクール入選など、受賞歴多数。2025年現在、昭和音楽大学附属音楽教室講師、大和市音楽家協会会員、作曲の会「Shining」会員。これまでに作曲を、秋田和久、梅北直昭、後藤洋の各氏に師事。