
「本当に生きた日」(ぎらりと光るダイヤのような日)
もう随分と前、茨木のり子さんのこの詩に出会った時から、いつか同じ想いを音楽にしたいと願い続けてき
ました。人は一生のうち「本当に生きた日」と言える日が、どれくらいあるのだろう。。
それは人それぞれに違いないが、その日が人生の大きな分岐点や、華やかな記念日であるとは限らないので
はないか。。人生の幕が静かに降りるそのとき、ふと心に浮かぶ「本当に生きた日」は、もしかすると名も
ない、ごくありふれた日常なのかもしれない。誰かと交わした何気ない言葉、差し込んだ柔らかな光、胸の
奥がそっと温かくなった、あの瞬間か・・・。
この詩に触れると、人生はかけがえなく素晴らしいものだと気付かされ、心踊る楽しい思い出が、今はとめ
どなく頬を流れます。
茨木のり子さんの詩に寄せて、日々への感謝と、聴く方々がご自身の人生をさらに輝かせる切っ掛けになれ
たら・・との思いを、この音楽に込めました。