この曲はもともとシャンソンで、1900年アンリ・パコーリの詩にエリック・サティが曲を書き、当時“スロー・ワルツの女王”と呼ばれた花形シャンソン歌手、ポーレット・ダルティが歌いました。その後、サティ自身がピアノ独奏用に編曲したのがこのスコアです。リハーサル・マークのCとDの部分はこの時に新たに付け加えられました。ちょっぴりデカダンの香りも漂う美しいメロディを持ったワルツを、サティの編曲そのままでお楽しみください。