モーツァルトのザルツブルグ時代の最後の作品となったセレナーデ第9番ニ長調K.320はポストホルンの愛称で親しまれ、規模の大きな管弦楽のために書かれた大変華やかな楽曲です。ここでは管楽器群が協奏的に扱われる第4楽章のロンドを木管八重奏(2Fl,2Ob,2Cl,2Fg)に編曲してみました。複数の楽器の間で旋律を紡いでいく掛け合いが多く出てきて、アンサンブルの喜びを感じられる楽章です。モーツァルトらしい軽やかな音楽をお楽しみいただければ。