ゴルトベルク変奏曲は、バッハ自身による表題は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」とされており、32小節からなるアリアを最初と最後に配置し、その間に30の変奏が展開されて32曲からなります。
バッハが音楽を手ほどきしたゴルトベルクが、不眠症に悩むカイザー伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話からこの名称で知られています。
第一変奏であるこの曲は、2006年公開のSFアニメ映画「時をかける少女」の中のワンシーンでも使われています。
軽快で突き進むような曲調は、時をこえて行き来するこの映画の場面にピタリとはまっていますね。